新入社員教育

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3月半ばから始まった、新入社員研修。
社会人として必要なビジネスマナーや仕事に対する心構え、
会社組織について・・・・などなど、一通り教わった事だろう。

新人は教育係の先輩社員に厳しく指導され、
時には「体罰」がある事も知らされているはずだ。

俺が新人教育係の担当になった山田徹は、
どことなくお調子者という感じだったが
飄々とした憎めないやつだった。

だが、まだまだ学生気分が抜けないのか、
同じミスを何度も繰り返したり「きちんとメモを取れ」と
何度も言っているのに、言われないとやらない。

俺はけっこうガマン強いほうだと思うが、
とうとうある日、堪忍袋の尾が切れた。

だいぶ仕事にも慣れてきたなと思い
思い切ってまかせてみた仕事で
前々から、注意していたミスをやったのだ。
そのフォローのために、俺は方々へいって頭を下げ、
半日つぶれてしまった。

ところが、山田は「スンマセン、やっちゃいました」と
デレデレ笑っていたのだ。

俺は「新人教育指導●(マル体)申請書」を提出し、
「おい、ちょっと来い」と山田を地下にある倉庫へ連れて行った。

エレベーターを降りて、だだっぴろい倉庫の一角へ来る途中
山田は「ひぇ〜、なんか薄暗いっスね、なんスかここ?」と
キョロキョロとあたりを見回していた。

棚から、自社開発した木製の懲罰棒を取り出すと
「山田!研修でも聞いたと思うが、新人教育の過程で
必要があれば体罰があるという事は知っているな?」

「はぁ・・・はい・・・。
でも、体罰ってなんスか?」

「それは、いまにわかる
だが、その前に、お前がこれから受ける罰について、
理由を説明しておく」
山田の学生気分の抜けない甘っちょろい態度、
それから、自分のミスでどれだけの人間に迷惑をかけたか、
それに対する自覚もなく反省の色が見えないことなど、
少し長くなってしまったが、
俺は自分の感情を抑えて静かに言い聞かせるように話した。

話の途中からどんどん山田の顔色が変わっていき、
最後は顔を真っ赤にさせてウルウルと涙ぐんでいた。

「よし!泣くな。これから罰を与えてやるから
それで、この件はスッキリ終わりだ、いいな!」

「はい・・・お願いします」

小さな声で、山田が返事をした。
「それじゃ、罰として20発の尻打ちを始める!
足を開いて手は膝の上に乗せてケツをぐっと突き出せ!」

20080428-1

※このエントリーはフィクションであり、実在の人物、団体、企業とは関係ありません。


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